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第59回 税理士試験 法人税法 理論 法人税法試験に必要なPISA型読解力3 [PISA型読解力]

第59回 税理士試験 法人税法 理論

国際会計基準とのからみですが、
国際会計基準は、「覚える会計」から「自分の頭で考える会計」に大転換を図ろうとしています。
原則主義及び実質優先思考が重視されていく形になっていくと思います。
その流れの中で、緻密な機軸を作り上げていくことが、正しいことなのか、税法も大きな岐路にたっているかもしれません。

実質優先思考に、会計が進化していく中で・・・。
税法に実質課税の原則というがありますが、これは、税金がとれないときに法形式にとらわれず、真の所得者に課税を行うという解釈原理です。税法の現状は、徹底した形式主義です。客観的な証憑こそが、スタートなのかもしれません。

問1の問題のモチーフとなった判例ですが、
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=01&hanreiNo=25097&hanreiKbn=01

形式的に見れば、納税者は、負けです。
異議申立、審査請求、一審、二審でも、形式的に存在する契約書等では、負け続けていたのです。
この、判例は、形式面ではなく、実質面を見て納税者が勝訴したものです。
実質面を見た点が、今後の税理士像及び国際会計基準の実質優先思考とも合致し、国税が負けた判例ではあるものの問題のモチーフにした意図を感じられます。

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